指導力向上システム、対象教師44人に減

指導力に不安があると管理職が判断した教師が向上を目指す兵庫県教育委員会の「フォローアップシステム」の対象者が2011年度は、44人だったことが分かった。制度が始まった04年の3割以下にまで減少。県教委は「指導力の改善が一定、進んでいる」と分析し、「今後も多くの教師が受講できる講座の開設や、大量採用で増加傾向にある若手教員への研修を充実させたい」とする。

フォローアップシステムは、県立高校や神戸市を除く市町の小中高校などの教師が対象。子どもの質問に答えられなかったり、学級をまとめられなかったりして学習指導や学級経営に問題があるとみられる教師について、学校長が参加を決める。ベテラン教師や教育委員会の担当者が授業方法を指導するが、改善しない場合は、県教委の第三者委員会の判定を経て学校現場を離れ、原則1年間の研修を受ける。(神戸新聞から)
 
 
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