冠水・浸水…生活混乱 大雨に県民うんざり

徳島県内の大雨は4日昼すぎまで続き、多数の道路が冠水したほか、床下浸水など住宅への被害も相次いだ。JRや高速バスなどは午後の便も多くが運休し、暮らしへの影響が広がった。多くの県民から「もう雨はうんざりだ」との声が聞かれた。 

午前11時ごろ、激しい雨が道路をたたきつけ、徳島市内の至る所が水浸しに。膝下まで漬かって歩く市民や冠水で立ち往生する車が目立った。

同市城南町1で谷本節子さん(74)が経営する化粧品店にはどっと雨水が流れ込んだ。「あっという間だった。後片付けが大変」と困り果てた様子だった。

北島町鯛浜では、町道などが約100メートルにわたって冠水。水深は深い所で30センチ以上に。近くの主婦中野嘉代子さん(60)は「道路の水が家まで入ってきそうだったので冷や冷やした」。水が引いた後、道路に散乱したごみを拾いながら「台風シーズンを迎え、また大雨が降らないか心配」と表情を曇らせた。(徳島新聞から)
 
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