原子力利用「安心」が大幅減

日本原子力学会東京電力福島第一原発事故後の今年1月に行った会員対象の意識調査で、「原子力利用は安心か」との質問に「安心できる」と回答した割合は23%となり、原発事故前の51%から28ポイントの大幅減となった。「不安、どちらかといえば不安」との回答は17%で、12ポイント増えた。原発事故を機に、原子力の安全性に対する学会員の意識に変化が生じている実態が浮き彫りとなった。
 
広島県東広島市で開かれた学会秋の大会2日目の20日、同学会の社会・環境部会が示した。調査結果では「どちらかといえば安心できる」が38%で3ポイント増、「どちらともいえない」は20%で13ポイント増となった。(福島民報から)